あなたはピカソの名言を知っている?
“Inspiration exists, but it has to find you working.” (インスピレーションは存在する。だが、それは手を動かしている人のところにしか来ない。)
これはビートメイカーにこそ痛烈に当てはまる真理だと私は思う。なぜ、私たちは「完璧な1曲」を待つのではなく、「大量のビート」を量産すべきなのか?
1. 幸運が当たる「面積」を広げる
ビートメイカーの仕事は、自分のビートを誰か(ラッパーやシンガー、あるいは広告主)に使ってもらうことで成立する。
- 10曲しか持っていない人
- 1,000曲のストックがある人
どちらが「今のトレンドにぴったりの曲を探しているラッパー」の目に留まるだろうか? 答えは明白だ。1曲1曲が「宝くじの券」だとすれば、大量に作ることは当選確率を数学的に高める行為に他ならない。
2. 「自分の好み」と「世間のヒット」は一致しない
どれだけ自信作でも全く反応がないこともあれば、15分で適当に作ったビートが爆発的にヒットすることもある。音楽の受け取り方はリスナーに委ねられているからだ。
自分だけで「これは名曲だ」と抱え込まず、どんどん世に放つことで、市場(マーケット)に自分の価値を判断させる。このサイクルを高速化できるのが、量産型のビートメイカーの強みなのだ。
3. 「ワークフロー」という名の筋肉を鍛える
DAWに向かってドラムを打ち、メロディを構築する作業は一種のトレーニングだと言える。
- 1ヶ月かけて1曲作る人: 意思決定の経験値が「1」
- 1ヶ月で30曲作る人: 意思決定の経験値が「30」
毎日作ることで、自分なりの


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