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ビート販売における適切な価格設定について

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ビート販売を始めたばかりの人がまず悩むのが「いくらで売るべきか」という問題だと思う。

結論から言うと、安売りはやめたほうがいい。これは精神論ではなく、ビジネスとして持続させるための現実的な話だ。

自分はこれまで、以下のような価格設定でビートを販売してきた。

  • MP3: $25
  • WAV: $40
  • Unlimited: $80
  • Unlimited + Stems: $130

この価格帯は「強気」ではない。実際にはむしろ最低ラインに近い。

ビート制作には時間・スキル・経験の蓄積が必要だ。1トラックにかかるコストを考えれば、$1や$5、$10といった価格設定は明らかに割に合わない。

そしてもっと重要なのは、「安く売ると、その価格帯の客しか集まらなくなる」という点だ。

安さで選ぶ人は、常にもっと安いものを探す。結果として、価格を上げることが極めて難しくなる。

ここまではよくある話かもしれないが、実際の運用ではもう少し踏み込んだ考え方が必要になる。

例えば、

・どのタイミングで価格を上げるべきか
・売れていない時に価格を下げるべきか
・UnlimitedやStemsは本当に必要か

このあたりは「感覚」ではなく、ちゃんと戦略として考えた方がいい。

ここから先では、自分が実際にやってきた価格設計の考え方と、絶対にやらない方がいいNGパターンを具体的に書く。

価格設定で絶対にやってはいけないこと

まず最初に断言しておきたい。

$1、$5、$10でのリース販売はやめた方がいい。

理由はシンプルで、その価格帯はビジネスとして成立しないからだ。

仮に$10のビートを100本売っても$1,000にしかならない。そこに至るまでの制作時間、アップロード、タグ付け、マーケティングを考えると、労力に対してリターンが小さすぎる。

さらに問題なのは、「価格=価値の認識」が固定されることだ。

一度でも安く売ると、その価格が基準になる。後から$25や$40に上げても、「高い」と感じられてしまう。

だからこそ、最初から「この人のビートはこの価格」というポジションを作る必要がある。

売れない時にやるべきこと

売れないとき、多くの人がやるのは「値下げ」だ。

でも実際にやるべきなのはそこではない。

見直すべきは、

・ビートのクオリティ
・サムネイルやタイトル
・ターゲット(誰向けか)
・アップロード頻度

価格を下げるのは最後の手段であって、基本的には触るべきではない。

価格を下げて売れるようになっても、それは「安いから売れているだけ」であって、根本的な解決にはならない。

ステム販売の考え方

ステム(トラックアウト)は「上位商品」として扱うべきだ。

自分の場合、最近はあえてステムを別料金($250)にしている。

理由は単純で、作るのが面倒だからだ。

ここで重要なのは、「面倒だから安くする」ではなく「面倒だから高くする」という発想だ。

すべてをパッケージに含める必要はない。自分の作業コストに応じて価格設計を分けていい。

AI生成ビートについて考えていること

最後に、最近よく聞かれるAIの話。

結論としては、

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プロフィール
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1982年生まれ、日本人のビートメイカー・音楽プロデューサー。実験的なヒップホップビートを制作。Genx Recordsのオーナー。国際的な環境で育ったため英語が話せる。趣味は筋トレ、アートワーク制作、ウェブサイトカスタマイズ、Web3。韓国が大好き。

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